理学療法士ランナーのラン&ワークブログ

40代子育て中おじさん理学療法士ランナーの練習日誌とサブ4を目指す初心者へのランニングに役立つリハビリの知識を中心とした日常の記録

リハビリ勉強ノート⑤ 運動と呼吸機能について

今日は筋トレの日

 

昨日今日と食べすぎて体重が1kg増えてしまった。

その分明日消費して取り返さないと!!

最近暑さと湿気にやられてだらけ気味。

気持ちの乗らないときは頭を使っていきましょう!

 

本日のリハビリ勉強ノートは運動と呼吸機能について

まずは用語から

  • VO2max:最大酸素摂取量
  • LT:乳酸閾値
  • AT:嫌気性作業閾値

VO2maxの求め方

12分間run test

12分間に走れる最大距離(mile)を測定 (1mile=1600m)

VO2max=(測定値-0.3138)/0.0278

例えばキロ4分ペースの人だと12分で3000m

これをmileに換算 3000m/1600m=1.875mile

VO2max=(1.875-0.3138)/0.0278)=56.2 

(だいたい僕はこれぐらいでガーミンでも57,58ぐらい)

これはあくまでも予測式で概算です

 

LTは血中に乳酸が蓄積し始めるポイントで約45~65%VO2maxと言われます。

運動強度がLTレベルを超えると呼吸の面からみた場合、酸素摂取量の増加に比べて二酸化炭素排泄量が増加することとなり、換気量の増加が著しくなる(ようするに息が切れる)。

このポイントをATといい、LTとATはほぼ一致する。

ATを超えてもさらに負荷量が増すと乳酸の影響で血液のpHは下がりはじめ、このポイントを呼吸性代謝閾値(RC)という。

このATからRCまでは乳酸緩衝能(IB)と呼ばれている。

RCを超えるとpHがアシドーシス(酸性化)となり呼吸は急激に増加していく。

(血液が酸性になると細胞が破壊され生きていけません。)

 

運動持久力を上げるには

  1. VO2maxを上げるためのトレーニン
  2. 代謝能(乳酸処理能力)を上げる、つまりATを上げるためのトレーニン

(正確にはIBをあげるためのトレーニングですが一般的にはATもしくはLTを上げると表現されています。)

が必要になります。

補足としてLTは約45~65%VO2maxと幅があり、走りの経済性(ランニングエコノミー)により変わるのでフォーム改善も効果があります。

 

参考文献 運動療法学 市橋則明 2008

運動療法学―障害別アプローチの理論と実際

勉強の日はどうも真面目な内容になるな。

たまには勉強ノート以外のおじさんの日常もまた上げてみます。(誰も興味ないか😭)