練習日誌20/9/5ペース走 ストレッチショートニングサイクルについて
今日はポイント練ペース走。
そして以前の記事のフォーム変更で上げたストレッチショートニングサイクルについて解説したいと思います。
ペース走16km
設定4分40秒・・・・の予定でしたが、暑さにやられて途中からダウンジョグに切り替えました。
結果です。
まあ最初の1kmは飛ばし過ぎですが、6kmぐらいまではいいペースでいっています。
まあその時点でも暑さで呼吸がかなりつらい😓
足は余裕があるんだけど、これは無理だなと思い頑張らずにあっさりあきらめて7km過ぎからダウンジョグ。
結果ダウンジョグの方が長いというよくわからない練習になってしまいました。
早くあきらめた分疲労は少なかったのでセット練にして明日も短い距離でペース走にしようと思います。
ストレッチショートニングサイクルについて
最近フォーム変更して、うまくタイムが上がっています。
フォーム変更の記事はこちらから
略してSSCです。
ランニングでもよく取り上げられますが、リハビリの歩行訓練や筋力訓練でも取り上げられます。
「強くかつ速く伸張された筋(腱)がその弾性エネルギーと筋内の受容器である筋紡錘の伸張反射作用により、直後に強くかる早く短縮される機能」
とされています。
ジャンプの際のしゃがみ込み動作がよく例えとして用いられます。
ランニングでは腸腰筋の振り出しの活動で役立ちます。
上の図のように股関節の伸展によって引き伸ばされた腸腰筋がエネルギーを蓄え、荷重の負荷から解放されたときに一気に収縮して振り出しの力として使われます。
そうランニングでの振り出しは力一杯足を持ち上げて前に出しているわけではないのです。
さらに腓腹筋もSSCで収縮し、膝も屈曲します。
膝もハムストリングスで頑張って曲げているわけではありません。
でもこのSSCが働くには一つ条件があります!
それは・・・
体幹骨盤が安定していること!!
骨盤の下に足が来た時(立脚中期)に体幹ごと腸腰筋にひかれてて前方にどんどん倒れてしまったら腸腰筋は十分引き伸ばされずSSCがうまく働きません。
かといって前方に倒れないように腹筋に力をいれて骨盤を後傾させて力んでしまっては呼吸が自由にできず重心の移動もぎこちなくなってしまい返って非効率な動きになってしまいます。
そこで必要になるのが脊柱の抗重力伸展活動です。
骨盤の位置を適度で保ち、前傾させすぎないように脊椎を前弯(伸展)させて、重量のある頭部が前方に行かないようにします。
そこに腕の振りが関与するわけです。
足を振り出すという動作にもう一つ前の同じ側の腕の振りから関わっているんですね!
うーん奥が深い!!
もっと深く追及すると実は抗重力伸展活動を引き出す前提として反対側の足の支持が関わっていますがきりがないのでここでは割愛。
だから動作を分割してわかりやすく理解することは良いのですが、流れとして考えないとなんで分割した時にその形になっているのが理想なのかが分かりません。
まあ理論的に分かってもやれるかどうかは学習とか感覚とかいろいろな問題が関わってくるのでうまくはいきません。
しかしながら自分のどこに問題があるかを理解することで伸びしろがわかりますし、目標になりますので、ぜひこういったバイオメカニクスを勉強してみて下さい。
練習の努力も大事ですが、どのように努力するかで道のりが大分違います。
僕もサブ3.5を目指して理想のフォームを追求していきます!