リハビリ勉強ノート17 暮らしで役立つ心理学3
こちらからの続きです。
1.ミラーリング
相手の行動やしぐさなどを真似ることをいいます。
人間は、自分と似ている人には好意を抱きやすいことが分かっており(シンクロ効果)、相手の行動を意識的に真似ることでも、相手の好意をえられる可能性があります。
具体的には「しぐさを真似する」「口癖を同じように口に出す」「口調やイントネーションを真似る」などです。
あからさまなミラーリングは不快感を与えることが、さりげなく行うよう注意が必要でです。
ミラーリングの類似として次のようなものがあります。
・クロスオーバーミラーリング
相手が飲み物をのんだら口元に手を当てるなど類似行為でのミラーリング。
・ペーシング
会話のペースを合わせることで、スピードやリズム、声の大きさ、高低を合わせることで相手が話しやすくなり、信頼や好意を抱きやすくなる。
・バックトラッキング
相手の感情や経験した事実をオウム返しすると寄り添ってくれる印象を持ち、肯定的な感情を抱く。
どれもあくまでもさりげなく行ってみてください。
2.イエスのメンタルセット
人は一度イエスと言ってしまうと続いてお願いされたときにもイエスといいやすい傾向があります。
これを活用すると、頼みごとをする時に、小さなことから積み重ねていくと大きな頼みごとを引き受けてもらいやすくなります。
商談やリハビリのオリエンテーションなどで最初に天気の話をして、「今日はいい天気ですね。」と話しかけ「そうですね。」と答えもらう。
一見無意味なやりとりですが、これもイエスのメンタルセットが利用されています。
3.インタビュー効果
まぽ (S-cait)さんによる写真ACからの写真
メモを取りながら話を聞くと相手に好印象を与え、相手も真剣になり、より多くの情報、正確な情報を引き出せます。
僕はリハビリ初回介入の際には初期評価表をあえて用紙として持参して書き込むようにしています。
カルテに書き込むときの忘れ防止や情報の整理にもなり一石二鳥です。
白衣にも必ず手帳を入れており、上司から指示や他部門との調整は必ず書き込むようにしています。
これもインタビュー効果がありますね。
今回は割と簡単に実践できそうなものを集めてみました。
ぜびコミュニケーションの中に取り入れてみてください。
引き続き参考文献
からでした。