リハビリ勉強ノート① 痛みについて
今日はランニングお休みにしたのでたまには仕事の話。
前にも言いましたが理学療法士は真面目な方が多いです。
各種認定資格の取得や研修会、学会参加、登録など自腹で休みを使って、しかも遠方まで行く人もいます。
うちの職場は結構出張で行かせてくれるのでありがたい。
今年はコロナの影響で学会等が中止だったりweb開催だったりするので、僕は1月に1回参加したきり行ってません。
一応中堅(気持ち的には若手)のいい年なので認定理学療法士を取得していて更新の年だったのですが、それも延期・・・。
来年忘れず更新せねば!
なので学会に行けない分勉強したことを記録していきます。
本日は痛みについて
痛みとは
「実質的あるいは潜在的な組織損傷に結びつく、あるいはそのような損傷を表す言葉を使って表現される不快な感覚・情動体験」国際疼痛学会
難しいですね・・・
簡単にいうと痛みは実際にからだに傷があるかないかにかかわらず、その人がそう表現するときに体験している感覚や気持ちということです。
痛みを専門に扱う職業でない人には理解できないかもしれませんが、ここで大事なのはからだに傷があるかないかは関係ないということです。
実際に欧米のガイドラインでも全腰痛のうち5%しか重篤な病変はない、日本でも85%は原因不明の腰痛といわれています。
これは別に詐病(病気のふり)なのではなく、実際には疲労や姿勢の問題などで多少の医学的に問題のない不快な感覚(たいしたことのない痛みなど)であっても、そこにストレスや不安など自分で原因がわからなかったり、わかっても対処のできない要因によって修飾されて耐えられない痛みと感じるということで、誰にでも起こりうるものです。
なかなか治らない痛みを抱えている方は整体や痛み止めに頼るだけはなく(これらも実際に損傷や炎症がある痛みには有効、腫れや赤み、熱感がないか確かめてみて下さい)自分の生活を見直してみて、心理的な安定や休息、自分の姿勢などを見直して、心身ともにセルフコントロールできるようトライしてみてください。
個人的にはヨガやピラティスなどがセルフコントロールにいいと思っています。(あくまでも個人的な見解です。)痛みは仕事や家庭が増悪要因となっていることが多いので、そこから短い時間でも気持ちを切り替えるという点でもいいです。休めないという方はタイムコントロールから始めてみましょう。
起きれなかったり、歩けなかったりする重症な人は病院行ってくださいね!
興味を持った方は文献を読んでください。
引用文献
また、休みの日に読んでくれた方の何か役立ちそうなリハビリ知識(個人的な見解を多分に含む(笑))を上げてみます。
おやすみなさい。